Branding

地域の未来は、持続性のある価値創造事業からはじまる。

成功するブランディングは「共創」から始まる。

それは地方自治体も例外ではない。
人口約3万人の小さな町、青森県つがる市。1次産業が主体のこの町は、近い将来に大きな課題を抱えていた。人口減少、少子高齢化の速度が速い地方都市。農家の高齢化や後継者不足問題はこの町の死活問題だ。さらに、この町の発展のために必要なピースである2次産業の発展は乏しく、6次化への取り組みもなかなか進まない。何か新しい方法論は無いのか?という環境下で本事業の開発は始まった。

地域のブランド農産物を活用した新たなブランド戦略。

当初は、東京都内の商品開発チームとコラボレーションして、新機軸のスイーツブランドを画策していた。しかし大きな課題に直面する。それは、膨大な開発コストと、大量の食品ロス問題だ。そこで、事業モデルを再検討し、「地方で創る、生産する → 都内で売る」というモデルにアップデート。この戦略にシフトした事で、地域に不足していた2次産業の種を工場というかたちで開設。地域の雇用促進も目指した。また、現地の工場では商品開発や製造だけでは無く、OEM受託、卸販売・・・と複数の成長シナリオを埋め込んだことも重要なポイントだ。

プライマリーターゲットはZ世代。魅力的なブランドとは?!

出店エリアは激戦区の新宿。ありとあるゆるモノやコトで溢れるこのエリアでどうやって戦い、魅力的に差異性を放てるか?ターゲットであるZ世代の消費行動を徹底的に分析した。まずは、圧倒的に尖ったブランド名の開発が必要だと判断。そのうえで背景には「パーパスドリブン&面白い」のストーリーが必要だ。また、出店場所の新宿マルイ本館のユーザーを独自のビッグデータ解析ツールで分析したところ、サブカル好きが多いことが分かった。そこで、農家に住み着いた猫をブランドのキャラクターに据え、ブランドストーリーを構築。「猫の恩返し」というテーマからクリエイティブ開発に着手した。キャラクターを開発し活用することで、ブランドストーリーに柔軟性と発展性の余白を設けるよう設計。公式サイトも時代やターゲットに合わせ、SPファーストの仕様に振り切った。動画コンテンツを量産し、SNSとの親和性を高めたプロモーション施策を念頭においてのことだ。

私たちの強みは、事業開発から販売支援まで一気通貫でサポート出来ること。

本事業をどのように社会へリリースするかも重要だ。メディア発表会での演出や魅力的に伝わるトークスクリプト。各メディアより魅力的な情報として世に放たれることが望まれる。また、計画段階から東京でローンチし、地方へ逆輸入して話題を生み出すことを考えていた。その成果として、短期間でメディアへの露出も高まり、特に地元青森や近隣の北海道・秋田・岩手等のエリアの他、東京・大阪・福岡・仙台等の都市エリアでも大きな話題となった。

また、販売活動も私たちが担当することで、売り場の情報をタイムリーにシェア出来ることも強みだ。商品開発アイデアや、店頭演出・SNSコンテンツ等の開発や運用が容易となっている。

現在は、既存商品の新フレーバー開発の他、新機軸の商品開発を継続し、地元主体の商品開発チームを結成し、ブランドの共創を推進していく予定。ブランディングに介在する全てのメンバーに当事者意識と、プライドを植え付け、地域の中心から本来持ち得ていた成長の力を引き出していきたいと考えている。今後の活動にも是非注目いただきたい。

|農家の刺客 ブランドサイト|

https://nouka-shikaku.com/

成果の出るブランディングのご用命は、下記までお問い合わせください。


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