CA Log

CA Log #32
挑戦|NO.2ブログ
2025.5.28
皆さん、こんにちは。株式会社クリエイティブアローズNO.2の古川です。
今回は、NO.2の私目線から株式会社クリエイティブアローズのリアルな現場目線でお届けいたします!
「100年先のまちを、今からつくる。」
そんな壮大な構想を掲げて動き出した、あるエリア開発プロジェクトにおいて、私たちは立ち上げ段階からエリアマネジメントの一部実務に携わる機会をいただきました。
私たちの担当領域は、PRキャンペーンやプロモーションイベントのような目に見える派手さこそありませんが、まち全体の構想を実現していくための「仕組み」を整え、現場で機能させていくことが求められる重要なフェーズでした。
これは、「成果を出す仕組みとチーム」をつくっていこうと日々考えてきた私たちにとって、大きな挑戦であり、新たな可能性の芽が見えたプロジェクトでもありました。
戦略と運用をつなぐ「現場の仕組み」を設計する
正直に言えば、私たちが受け持った領域は、派手な打ち上げ花火のようなプロモーションではありません。構想を現場で実現していくために、設計シートとにらめっこをし、無数のマニュアルやオペレーションフローを整備し、複雑な関係者間の連携や確認事項を一つひとつ積み上げていくような、裏方に徹する「地に足のついた仕事」でした。
それでもこの仕事には「未来を実装する」という誇りがあります。構想だけでも、現場だけでも、まちはつくれない。その両者をつなぎ、日々をまわす「仕組みと体制」があってこそ、まちは育ちます。
枠を超えるからこそ、広がる可能性
このプロジェクトには、従来の業務領域を超える要素がいくつもありました。例えば、街のにぎわい創出のための広場予約システムの整備や、運用フローの設計、ウェブサイトや印刷物といった導線設計と制作物の統合マネジメント。これまでの「プロモーション」という枠ではとらえきれない領域で、私たちは「場」をどう活かすか、そしてその「場」にどう価値を宿すかを、チームで日々模索しました。
もちろん、正解が用意されているわけではありません。未来の人流を想定しながらシステム要件を詰め、プロジェクトチームの中で各分野のプロフェッショナルと意見をすり合わせ、リスクを見積もり、運用の課題を想定する。
そうした過程を経ることで、これまで扱ってこなかった新たなテーマに向き合う機会が得られ、結果として、自社のナレッジや人材育成においても新たな視野が拓けていきました。
主体的に挑むチームをどうつくるか
私がこのプロジェクトで特に意識したのは、役割をただこなすのではなく、役割そのものをデザインし直すことです。誰よりも現場を見て、どこにボトルネックがあるのか、何が価値につながるのかを考え、社内外のリソースをどう組み合わせればより良くなるかを日々模索しました。
「言われたことをやる」のではなく「どうすればプロジェクトの成功に貢献できるか」を自分たちで考え、動く。その姿勢こそが、今後の人材育成やチームマネジメントにおいて必要だと強く感じました。
・「社員が、もっと面白い仕事に出会えるように」
・「もっとやりがいを持って、自らの可能性を拡げていけるように」
そのために、まずは自分自身が挑戦し、背中を見せる。今回のプロジェクトは、その意思と行動を体現する場でもありました。
自社の進化を促す、新たなビジネスの種として
同時に、このプロジェクトは私たち自身の進化のきっかけにもなっています。
✓構想フェーズから実装フェーズへとスムーズにつなぐための構造思考
✓チーム全体の思想やビジョンに対する共感力と巻き込み力
✓既存領域にとらわれないサービス提供や役割設計のアップデート
これらは、今後さらに価値ある仕事を生み出していくうえでの軸になると実感しています。
現在、すでに別案件でも本プロジェクトの知見を応用し始めており、社内においても「未来を見据えた価値提供」をテーマにした新たなチーム設計や人材育成の議論が動き始めています。
そしてこれは、単なる人事制度や体制の話ではなく、会社としての「売上のもう一つの軸」を育てる動きでもあると捉えています。マネジメントの在り方そのものを問い直すことで、私たちのビジネスは、より本質的で、持続的な成長へとシフトしています。
未来を描き、動かす側でありたい
まちは、勝手には動きません。そして組織も同じです。変化の只中で、私たちが果たすべき役割は何か。その問いに対して、受け身ではなく、構想から実装までを自分たちで考え抜き、価値を提供するチームでありたい。
私たちはこれからも、構想を描くだけでなく、現場で実現し、チームの力で「育て続けて」いく。その一つひとつの積み重ねこそが、次の時代のビジネスを形づくると、私たちは信じています。
株式会社クリエイティブアローズ
エグゼクティブプロデューサー / 常務取締役 古川智一