CA Log

CA Log #32
新世界

2023.2.1

いよいよ新型コロナが5類引き下げになりそうです。新たな常識の中で過ごした約3年間は余りにも長かったと思います。中には、得たもの以上に失ったものも多く、これからどう進んで行こうか悩まれている方もいらっしゃるのでは無いでしょうか。

特に飲食店や宿泊業は、とても辛い期間だったと思います。この期間で失われたのは、お客様や事業収益だけではありません。何となく社会で共有出来ていた当たり前が大きく失われ、新たな価値意識としてアップデートされたと言えるでしょう。コロナという共通の敵がいた時は、巨大な困難に立ち向かうといった、ある種の共通ゴールがありました。実際にそれが無くった社会。どう変わっていくのでしょうか。

私の周囲から聞こえてくる話で、 

・さらに結束力が高まり、組織がアップグレードした(権限譲渡領域の拡大)。
・今まで準備してきた事の集大成を、スタッフと共に解禁出来る、ワクワク。  

というポジティブな声の一方で、 

・お客様が戻り出したことから、忙しすぎて辞めたいというスタッフの声。
・これからもっと社会に役立つ仕事をしたい、という転職欲求。  

を良く耳にします。もしかして、このネガティブな意見は意外にも多いのでは無いか。そんな気がしています。経営者からすれば、たまったものではありません。この長く辛い期間、決死の覚悟で雇用を守ってきたのに、そうなってしまっては無念です。

やっと元の社会に戻る!ヤッター! 

残念ながらきっとそうならない可能性が高いです。それだけの長い期間、私たちは未知の新しい行動を刷り込まれ続けたのですから。

以前のブログでも書いたと思いますが、恐らく事業のパーパスやブランディングを本気で考え、手がけるとしたら今このタイミングがギリギリでしょう。ここで言うブランディングとは、新しいロゴデザインを開発したり、内装をアレンジしたり、Webサイトをリニューアルしたり、といった事ではありません。企業内部へ向けた「インターナル・ブランディング」という領域の話です。

人が出ていったのなら、採用しなければならない。
お客様が戻らないなら、呼ぶなり、行くなりしなければならない。  

でもそれらを実現するのは、経営者の強い意志と覚悟と行動、それに同調するスタッフ達です。そのための近道は、どんなに小規模であっても、しっかり面と向き合って対話する場を設ける事です。私たちが今まで成し遂げてきた事、今ある課題感、これからどうやって事業を継続・成長させて行こうと考えているのか。スタッフと同じ目線で一緒に話し合うことです。そこで、よりフラットにスタッフ一人ひとりが想いやアイデアを語れる場を提供する。その事をきっかけに、新たなる指針を可視化する。スタッフ一人ひとりが当事者として現況に向き合いたくなるような環境整備をお勧めいたします。

また、最近では、特に飲食店や販売店、レジ打ち等のアルバイトは集まりにくくなっています。時給を高めに設定しても中々厳しい状況だという声が、あちらこちらから聞こえてきます。こういう事象についても先回りした改善策が必要だと考えています。これは本来、新型コロナの影響というよりは、日本の人口構造が齎した結果が早期に出始めているという事だと思います。

例えば、単純労働については、

・アウトソーシングして変動費化
・レジ廃止 → 自動券売機導入
・決済は電子マネーオンリーで効率化 

という風に、アップデートする事は幾らでも出来るはずです。組織で言えば、プロフィットセンターを厚く、コストセンターを外に置く、そんなイメージです。ただ、コストセンターの中にも企業価値に直結する部署もあるはずです。そこは要注意です。

もし御社が今このような状況だとお考えの場合、例えば私たちのようなパートナー企業が社内会議に参加して全く異なる視点からアドバイスをする事が出来るのかも知れません。
興味のある方は是非ご一報ください。

皆さんは、決して一人ではありません。


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