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#4

再びバンド活動へ。あの日の「あの感覚」を求めて。

2020.2.13

40歳を過ぎて、またバンドをやろうと思い始めた。淡い青春よ、もう一度!ではないが、昔弾いたベースギターをまた握っている。すると脳裏に巡ってくるモノがある。取り戻したいモノがある。そう「あの感覚」だ。

初めてギターを握ったのは中学3年だった。空前のバンドブームも手伝い友人数人とバンドを組むことになった。周りには既にギターの上手い友人が結構いた。
見よう見まねでトライした初めての曲はユニコーンの「大迷惑」だった。同世代の方なら「懐かしい!」と思ってもらえるかもしれない。ギターを握って、練習を始めた。ただイントロだけで挫折。コード弾きは問題ないが、アルペジオがとにかく難しかった。
(アルペジオ?うーん、懐かしい響きだ!)

ギターを弾き始めて半年後、本格的にライブ開催に向けて活動が始まった。
しかし、ここで問題が発生した。みんながギターを弾きたがったのだ。
みんながギタリスト志望だった。誰かがベースとドラムスをやらなければならない。そこで私はベースに転向することを決意した。ここで私はベースを初めて握ることになったのだ。本当はギターをやりたかったのに、気持ちを切り替えて打ち込む。
のちにベースはバンドの要であることを知ることになるのだが。

バンドを始めてどっぷりはまり込んだ理由は、音の一体感を体全身で感じる快感だ。
寸分の狂いもなくバシッと音が合った時の感覚は、スポーツの世界でいうゾーンに入った感覚に近い。サッカー、スケボー、スノボー、サーフィン、ゴルフ、マラソン、運動好きな私は過去に幾度となくゾーンに入った経験があるが、その話は、また別の機会にしよう。今日は、バンドの話だ。

全身が音に包まれる感覚、いや音に溺れる感覚だろうか。メンバーの音が一つになった時、それは観客席を一段と盛り上げる。
力を合わせて生み出す音。そこには、一生懸命とか、間違えないように正確にとか、そんなストレスはない。ただただ流れに身を任せ、思ったママ、感じたママにそれぞれの演奏を楽しむだけだ。
周りの音がいつも以上にクリアに聞こえる。メンバーの挙動が、観客席の様子が、スローモーションに映る。
サイコーだ。この感覚だ。

これは人間が本来持ち合わせているコラボレーションの分かりやすい形ではないだろうか。同じ志、同じ目的を持った仲間たちと、ビジョンを共有し、余計な事は考えずとにかく夢に向かい走り続ける。純粋なままに損得なんて感情が存在しない世界。
この感覚、今の時代だからこそ、大人に必要なスキルではないかと思う。
そう、だから私はバンドを再開した。
今はそのブランクを埋めるために毎日ベースを5分だけでも触るようにしている。
あの日、全身で感じた「あの感覚」を、もう一度体感するために。もう一度取り戻すために


詳しい業務に関しては、下記まで。

株式会社クリエイティブアローズ
代表取締役 乳井 俊文