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#3

整理整頓しない話、する話。

2020.1.28

昨年末の大掃除から、もうひと月が経ち、またなにやら家の中が乱れてきたような気がする。毎日生活しているのだから、散らかる、汚れる、のはしかたないと思う。しかし、散らかり放題というのはよくない。私は、どうにかすこしは整理整頓できるほうだが、友人には、どうにも片付けができないという男性がいる。
彼が言うには、整理整頓はしたいが、まずはどこからなにに手を付けていいか、わからない、ということらしい。

整理整頓の苦手な人には、特徴があると言われている。まず、なんでもしまい込む。次に、後で片付けようと後回しにする。そして、モノを捨てられない。ということらしい。
どこか奥にしまい込んでしまうから、見失う。そして、本当に必要かどうかの判断ができないから、捨てられない。判断できず、実行を後回しにする、というのだから、それは片付かないということになってしまうだろう。

整理整頓のコツは、本当に必要なモノだけを買うことらしい。好きなモノは長く使いたくなるが、妥協して買ったモノは、すぐに使わなくなる。どんどん部屋に溜ってしまうという。
さらに、モノをおく定位置を決めておくことが大事。位置が決まると、どんなモノがあるか把握できるようになる、という。また、やみくもにほしがるのではなく、モノを選ぶ基準を明確にすることも大事らしい。なるほど、必要性と、把握と、基準か。思わず納得してしまう。

そこで、私は、ふと考えた。部屋の中を、頭の中と置き換えたらどうだろう、と。
私が関わることの多い地方の事業者さんの中には、なにかをしなければならないことは、頭ではわかっているが、なにから手をつけていいやらわからない、どこをどうやればいいのかわからない、という方が多くいる。会社の歴史、社是、未来の目標、会社の問題、社員の意見、現実の売上などなど、さまざまな要素が組み合わさり、散らかり、乱れていることが多い。早急に手を打たないといけないことは、理解している。しかし、方法がわからない、という。

そう、頭の中は、部屋の中だ。整理整頓が必要ではないだろうか。本当に好きなモノ、本当に必要なテーマだけを、正しい思考回路に配置し把握し、その善し悪しの判断基準を毅然と持つこと。同じだ、と思う。事業者のできるかぎりのデータを分析し、経営者ととことんディスカッションし、そして課題と目標を整理し、わかりやすく可視化し、その事業者がもっている本質的価値を再発見してさしあげること。それこそが、私たちの仕事なのだと思う。
それは、きれいに片付いた部屋の中が、気分も清々しくなって、幸せな希望に満ちた生活につながっていくように、きれいに整理整頓された頭の中からは、また新しいアイディアが生まれ、新しいモチベーションもわいてくる。それが、ひいては、未来の業績という結果につながっていくのではないか。と、私は思う。
さ、この週末、私も部屋の整理整頓をすることにしよう。

株式会社クリエイティブアローズ
代表取締役 乳井 俊文