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#14

テレワーク時代に考えたい
ポモドーロテクニックという話

2020.7.7

「オンラインミーティングがやたらと増えた。」「自身のタスク処理に充てられる時間が減った。」「テレワーク前よりも忙しい。」こんな話を良く聞くようになった。確かに、私自身もそうだ。リアル対面の打ち合わせは、その前後に移動時間があるし、時間の使い方にも選択肢はあった。しかし、オンラインミーティングは単純に前後の移動時間がない。今まで、せいぜい1日3〜4社しかできなかった打ち合わせは、最大8社程度まで膨れ上がっている。それは朝から晩まで打ち合わせが断続的に続き、時間がなくなるわけだ。
さらに、経済活動が緩やかに復活の兆しを見せる中で、失われた数ヶ月に蒔いた新しいビジネスの種と、本来刈り取り済みだったはずの種からの収穫を、同時期に行うのだから予定通りといったところだろうか。
失われた期間を取り戻しながら、更なる企業成長を成し遂げるためには避けては通れない道なのだろうか。

と、いうわけで、今回は、「ポモドーロテクニック」について考えてみたいと思う。
「ポモドーロテクニック」とは、時間管理術、つまり作業などの時間管理の方法のひとつだ。1980年代にイタリアの大学生だったフランチェスコ・シリロによって考案されたものである。この時間管理術は、25分間ごとのピリオドに分けて行なう。仕事でも趣味でも勉強でも、あるタスクを選んだら、タイマーを25分間にセットする。そして25分間、タイマーが鳴るまで集中する。その後、5分間休憩。というセットを繰り返す。理想は朝昼晩のように決まった時間帯でスケジューリングすると良いという。「25分+5分」のセットを4~5回行なったら、15~30分長めに休息をとる。
こうして何セットも繰り返して目的を達成していく、というものだ。

ポイントは、この25分の間にタスク以外のメールチェックや電話を制限すること。極度の集中力を25分間持続させることである。
実はこのテクニックは無意識のうちに実践されている方も多いのではないだろうか。
例えば、私の例で思い当たるのは「経営/財務管理のプランニング」「アイデア開発時」「ブランドストーリー開発時」「企画書作成時」そして「ベースギターの練習時」が思い当たる。きっちり25分間という訳ではないが、何となく自身の集中力が高い状態で持続できる時間単位でルーチン化されている。
ここまで書いてみて、ふと思った。
そうだ、会議は25分にしよう!特にオンラインミーティングは、話が反れることはないし、雑談も少ないので要件だけに集中すれば「会議=1時間」といった暗黙の共通認知も変えることができるのかも知れない。ということで早速実践することにしよう。
しかし、ここで新しい問題が生まれる可能性もある。それは、更にオンラインミーティングが増えるのではないかということ。時間的に余裕が出ると、ついついどんな相談にも乗ってしまう私は、出席OKと即答してしまうかも知れない。しかし、ここは1日あたりの回数制限を設けることでクリアするしかないかと考えるようにする。

この「ポモドーロ・テクニック」は、世界中のソフトウエア開発者や、多忙なCEO、常に新しいアイディアを求められるクリエイターなど、知的生産を繰り返すことが多い人たちから支持されているという。やはり、みんな悩みは同じなのだ。能率のよさに試行錯誤している。
どうだろう。今後は、オンラインミーティングだけではなく、仕事の時間配分を見つめ直して、集中できる25分間を有効に使ってみては。
私も、これにならって、今までの仕事のやり方を振り返ってみたいと思っている。やみくもに時間を長くやればいいというものではない。もっと能率よく、もっとクリエイティブな仕事ができるように、日々、新しい刺激を取り入れながら、たえず新しい仕事にチャレンジしていきたい。たえず新鮮な企画を打ち出していきたい。
小さなタイマーから、大きなアイディアへつながっていく。そんな毎日を送りたい、と考えている。

株式会社クリエイティブアローズ
代表取締役 乳井 俊文