Branding

的確なターゲットの選定で、

発売後、売上好調。

サロン向けヘアスタイリング剤の製造販売を手がける、株式会社アリミノの一般男性向け新商品ブランディング・プロモーション。
既存ブランドのヘアワックス「スパイスプレミアム」にブランド初となるチューブ入り2タイプが新登場。
ブランド認知拡大と売上拡大を目的に、クリエイティブ開発からプロモーションの企画立案まで行なった。
販売チャネルは、ECと全国バラエティショップ。オンライン、オフラインを両立させた施策が必要となる。

命題。新しいターゲット像を描け。 

誰に、何を、どの様に伝えていくべきか?クライアントとの熱量のあるミーティングで新商品にかける想いを受け取った。早速本件のクリエイティブとプロモーションターゲットの選定、タグライン開発を行なった。もっとも競合となる他社商品のターゲットが、「イカしたかっこいい20代の男性」であることが、マーケティングデータから分析できた。そこで我々は、あえて、初めてヘアワックスを使うような高校生から大学生の「まじめなヘアスタイリング初心者」を狙う戦略とした。たとえば、高校生活の部活から解放され、髪を伸ばし気にするようになった高校生。大学入学で上京し、初めておしゃれに目覚めた大学生などを想定した。
それは、彼らをヘアスタイリングに興味を持つ初期段階から刈り取ることが目的だ。ヘアワックスデビューという新しい体験をスパイスプレミアムを使ってもらうことで、長い間記憶に留めてもらうためでもあった。

また、事前に行なった調査で、「香りのよさ」は、ヘアワックス商品を選ぶ際のポイント第2位であった。使用感だけでなく、香りにもこだわりが求められることが判明。それらを包括して、タグラインは、「初めての香り。初めての男前ワックス。」に決定。「初めての」の言葉には、10代、20代の初心者でも簡単にスタイリングを決めることができる、というこの商品の特徴が込められている。そして、「男前」という、ある意味、古めかしい言葉を使うことによって、「誠実さ」「初々しさ」を表現。ターゲット像を細かく想定した言葉選びをした。ビジュアルには、売り場において数多くある商品の中での埋もれをなくすため、パッケージの顔のイラストをアイコンとしてメインに使うことにし、ブランド認知の向上を意識したデザインになった。さあ、タグラインとメインビジュアルが決まったら、あとは各施策を進めるだけだ。

多くのWeb掲載と

エリアを絞ったイベント。

まずは、新商品発表のリリースをはじめ、Webニュースなど、45を超えるサイトに掲載。リリース配信費用の20倍以上のパブリシティを獲得する結果となった。さらに、公式ツイッター、公式インスタグラムの開設。人気の動画クリエイターたちが「スパイスプレミアム」を紹介する動画配信するなど、さまざまな方向からオンラインメディアを駆使した施策を行なった。
オフラインでは、先行発売するロフトでの販売用ディスプレイの制作と、ターゲットユーザーへの理解を促すPOP制作。また吉祥寺ロフトの売り場へ送客を目的としたリアルイベントを展開。吉祥寺駅前で女性スタッフによる、サンプリングを、2日間に渡って行なった。スタッフのTシャツ、サンプリングのうちわはキービジュアルと連動させることで、ブランド認知拡大を狙った。ちなみに、うちわはスパイスブランドのアイコンである「顔」をモチーフにしている。実は、お面にもなり、裏側には吉祥寺のマップが掲載されている。

さらに、この期間に合わせて、京王線吉祥寺駅のアドボードを掲出。ターゲットを絞り、その時節に合わせた話題性を狙ったクリエイティブで、ロフトでの先行販売をサポートした。この吉祥寺でのサンプリングとアドボード掲出は、本来は駅利用者の多い渋谷や池袋で実施したかったものだ。しかし渋谷や池袋では広告が多すぎて、埋もれてしまう可能性が高い。費用対効果も薄いと考えられた。そこで、売り場までの距離が近く、学生の住みたい街№1であった吉祥寺を選定した。おしゃれを始める大学生に似合いの街というイメージがあったことも選定の理由となった。

確かなターゲット選定と

メッセージ力で成果。 

商品ローンチ、リリースからサンプリング期間、吉祥寺ロフトでの売上は、好調な結果となった。ECサイトでの売上も順調に伸びている。これは、地道な施策実行の成果ではあるが、やはりターゲットの選定とエリアの選定に成功したためではないだろうか。競合商品を意識しながら、新たなターゲット層を想定した結果だと確信している。また同時にターゲット層とリサーチに根ざしたタグラインでの訴求が、ターゲットに刺さった成果だとも考えている。
真新しく的確なターゲット選定と、核となるタグライン。そして、ブランディングを意識したキービジュアル、何一つブレることなく、施策全般で実行できたことが、この案件のすべての成果だ。
私たちは、このように、確かなリサーチとメッセージ力に根ざしたブランディングとプロモーションを得意としている。今後も、世の中へのローンチを待つ、まだ見ぬ新たな商品たちとの出会いをつくっていきたい。

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箱根駅伝で考えた、
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